「大いなる恩寵に包まれて(アジャシャンティ 著)」より抜粋
まず第一に、シンプルでありながらパワフルな自己観察をしなければなりません。
あらゆる考え、すなわち良い考え、悪い考え、楽しい考え、邪悪な考えすべては、何かの「中で」沸き上がっています。
すべての考えは、生まれては広大な空間へと消えていきます。
自分のマインドを観察してみれば、考えはただ単に勝手に生まれて来るのがわかるでしょう。
自分の意志に関係なく沸き上がっているのです。
人は湧いてきた考えに反応して、それを掴み取り、それと一体となるように教えられています。
ほんの一瞬でも、考えを掴みたいという性向を手放すことができたなら、とても深遠な何かに気づき始めます。
それは考えとは、広大な空間の中で自然発生的に勝手に生まれ、展開しているものであり、騒がしいマインドは実は極めて深い静けさの感覚の中に現れているということです。
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